新NISAが始まり、資産運用に関心を持った方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方向けに運用商品の種類について解説していきたいと思います。
運用商品の種類
一口に資産運用と言っても、その種類は多岐にわたります。
そしてそれぞれにメリットデメリットがあり、しっかり理解した上で選ばないと、期待したリターンが得られなかったり、思ってもなかったリスクに晒されたりということもあります。
今回の記事ではざっくりと3種類に分類して一つずつ解説していきます。
株式
まず、運用と聞いて真っ先に思い浮かぶのは株式ではないでしょうか。
株式とは、例えば「トヨタ自動車」や「ソニーグループ」のような一企業に投資する方法です。
これにより得られるリターンは主に「値上がり益」「配当金」等があります。
「値上がり益」
値上がり益とは、読んで字のごとく株価の上昇により得られる利益のことです。株価は日々変動しており、1000円で買った株を1500円で売って500円の利益が出た、みたいなことです。
「配当金」
配当金とは、企業が出た利益の中から一部株主に還元してくれるというものです。1株10円の配当金を出す株を100株持ってたら、1000円受け取れる、みたいなことです。
株式は非常にわかりやすくイメージしやすいですが、ある程度企業を知っていることやタイミングが重要ですので、初心者から始める方にはあまりおすすめしません。
債券
債券とは、企業に対してお金を貸し、その期間利子を受け取ることができるというものです。
先ほどの株式同様一企業に投資する方法ですが、株式より安定的な運用手法とされています。
あらかじめ、年限(お金を貸す期間)と利率が決まっており、期限が来ると元本(貸したお金)が戻ってきます。
リスクとしては、債券保有期間に発行体の企業がデフォルト(倒産などお金が返せなくなる)してしまうことです。
これは信用力の高い会社の債券を買えばそのリスクは避けられますが、当然その場合受け取れる利率は相対的に低くなります。
投資信託
投資信託とは、株式や債券をまとめて買えるセット商品のようなものです。
こちらは運用会社と呼ばれる、運用のプロフェッショナルが作っている商品なのですが、さまざまなテーマ(日本株、米国株、EV関連株、ロボット関連株など)のセット商品があります。
最近、巷でよく聞く「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)」もこの投資信託の一種です。
こちらも得られるリターンとしては株式同様「値上がり益」「分配金(厳密には違いますが配当金のようなイメージ)」があります。
株式と違う点は、プロの運用会社がセットに含まれる株式等を常にチェックして、パフォーマンスの悪いものを除外したり、メンテナンスしてくれるところです。
初心者の方でも、安心できるのはこの辺りかなと思います。
ただデメリットは、信託報酬がかかることです。こちら難しい単語ですが、簡単にいうと運用会社に支払う手間賃です。
こちらは商品によってピンキリで安いものを選ぶこともできます。
おすすめは投資信託
ここまで3つの運用商品について解説してきましたが、私のおすすめは投資信託です。
理由としてはリスクとリターンのバランスがいいから。
ある程度の人気商品であればリターンは期待できますし、セットですから一企業に投資する株式、債券と違ってリスク分散も図ることができます。
初心者の方はまず投資信託から始めてみるのがいいでのはないでしょうか。
まとめ
今回は運用商品の種類と私のおすすめについてお話しましたが、いかがだったでしょうか。
紹介した他にも運用商品はさまざまありますが、まずはこの3商品を押さえていただければいいのかなと思います。
お役立ていただければ幸いです。
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